[ニュース新書] 4/25 政界再編をかき回す悪役、「どん亀」静香。
4/25の「週刊ニュース新書」のゲストは、国民新党の亀山静香代表代行。警察庁出身で、警察官の頃は「あさま山荘事件」等、過激な学生運動の鎮圧の為に働いたことで有名。新聞記者時代の田勢康弘氏が亀井氏とはじめて会ったのも、連合赤軍が立て篭もったあさま山荘事件の現場だったという。当時の通称は「どん亀」。
「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ。出処進退を政権交代という観点から判断すべきと申し上げた。」
小沢代表の進退に関する発言がタブーのようになっている民主党に対し、民主党と統一会派を組む亀井氏は公の場で「政権交代を果たす為には辞任すべき」と発言し続けている。
西松建設疑惑により、次期衆院選は単独過半数獲得もあり得るとまで言われていた民主党の勢いは大きく下がった。かといって自民、公明の連立与党が、次期衆院選でも議席の2/3を獲得することはまずあり得ない。
「どちらにしても今の自民党が、今の形のままで存続していくことはあり得ない。」
例え次期衆院選で連立与党が政権を維持できても、野党が過半数を占める参議院で法案を否決され続ければどうしようもない。よって、次期衆院選で政界再編が起こるのは必然だと亀井氏は指摘する。
では、来るべき政界再編の時に、国民新党はどう動くのか。
私が気になったのは、同じく「郵政造反議員」として自民党を離党した無所属議員、平沼赳夫氏との関係について訊かれた時の亀井氏の答えだった。
「彼とはずっと盟友関係で、優れた政治家だと思う。ただし…、最近の政局じゃないが、行動について、我々とは一緒にやれないという状況で…。非常に残念だ。」
急に言葉の歯切れが悪くなった。平沼氏についての発言はそこで終わったが、何があったのだろう。あの言い方だと、平沼氏の方が断った形なのだろうか。
むしろ、福田・小沢会談での「大連立」構想からさらに踏み込んだ形での、いわゆる「救国大連合」を目指す平沼氏に対し、あくまで「政権交代」を目指す亀井氏が「それには乗れない」と断ったのかと思ったが、そんな単純な問題でもないのだろうか。ぜひ平沼氏に真意を聞いて欲しいものだ。(平沼氏が「ニュース新書」に出るのを期待していたが、どうもテレビに出るのはあまり好きではないらしい。)
次に尋ねられたのが、いわゆる「YKKK」。すなわち、自民党の山崎拓氏、加藤紘一氏、民主党の菅直人氏、そして国民新党の亀井静香氏の党を越えた繋がりである。
現に自ら自民党を割った亀井氏は、山崎、加藤両氏の優柔不断さに苦言を呈し、尻を叩いているが、本人達は決心がつかないという。
「『あんたらも度胸が無いと駄目だ、評論家的に「自民党は駄目だ」と言っているだけではなく、渡辺喜美氏のように行動しなければならない。
選挙で敗れた自民党サイドに乗って、我々とまた一緒にやろうと言うわけにはいかない。今の自民党を否定するなら否定する立場で旗を立てなさい。』と再三言っている。それなのに奴らはウニャウニャウニャウニャと…!」
司会の二人はまさかの爆笑。
加藤氏、山崎氏は、「加藤の乱」の敗北が今でも強烈なトラウマとして残っているのでは。YKKのもう一つのKである小泉純一郎氏は呼応せず、乱が去った後でちゃっかりと首相の座に就いた。それもさぞかし悔しかっただろう。それに彼らも歳を取った。
それでもあえて私は、「第二次加藤の乱」を期待したい。「第二次加藤の乱」では、YKKKが内外呼応して事を進めることができるか。
番組公式サイトでの「田勢のあとがきのあとがき」では、「政治を良くする為に、亀井氏には政局をかき回すヒール(悪役)の役目を期待したい」と書いていた。まさしく亀井氏にはお似合いの役回りだ。
そして「大江アナのホッとひと息」では、番組で紹介した野菜工場で栽培されたルッコラを、ウサギのように黙ってモサモサと食べ続ける大江アナの映像が。曰く、番組が終わってからもずっと食べ続けていたと。ちょうどお昼時だからね。
そして、
「工場で作ったルッコラ、やはり水辺で育ったものと違って、叩き上げたような根性を感じないですね。でも美味しいです。」
と的確な批評をした後、再びモサモサと食べ続ける。
やはりこの人、面白すぎる。彼女はいわゆる「天然」ではなく、見かけによらずユーモアセンスがかなり独特なのでは。
4月に公式サイトのコンテンツがリニューアルされてから、番組と公式サイトとの相乗効果がはたらき、俄然面白くなってきた。二人が何を言い出すか目が離せない。
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