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2009年7月11日 (土)

[モヤさま] 「仕方が無い」の精神は日本人の美徳 -三度目のハワイ 日本文化センター-

DVDが売れたら行けると約束されていたものの、訪れるタイミングとしては不意打ちだったハワイ。ヌーサンは既に使ってしまったから、現地でお揃いのビーチサンダルを調達した三度目のハワイ。

思えばDVD第一弾が発売されると決まったあの時は、
「出て早々、千円のワゴンセールにぶちまけられたら悲しいよね。」
などと悲観的な見通しで発売されたものの意外な大ヒット。第二弾はテレビ東京のDVD売り上げ新記録を塗り替えたというのだから、これほどコストパフォーマンスの高い番組はあるまい。

そんなモヤさまが訪れた三度目のハワイ。リゾート地としては世界一メジャーなハワイにおいて、三年がかりでマニアックな新名所を開拓するという、「鉄腕DASH」のDASH村に匹敵するほどの壮大で良質な企画である。

【DASH村】
人気グループTOKIOのメンバーが、山奥の村で文明の利器を使わぬ手作りの農業に取り組むという骨太な企画。私の父親はこの企画を「素晴らしい。」と絶賛、その影響もあり、定年後は家庭菜園をはじめた。私の家は父が作る作物で溢れ、そのせいか今年はゴキブリが多い。
私はゴキブリが大嫌いだ。「絶望」と書いて「ゴキブリ」と読んでいる。二日前も、出勤前のわずかな時間で「絶望」と戦った。

今回はじめて訪れた9番目のモヤモヤスポットは「Japanese Culutural Center of Hawaii」なる博物館。直訳すれば「日本文化センター」。生粋の日本人なら誰もがテレフォンショッピングを思い出す。
ここは、ハワイに骨を埋めることにした日本人達が、後世に伝えたいと思う祖国日本の文化を展示した施設であるという。そこには羽子板や招き猫など、たしかに日本の庶民が愛する文化が残っているのだが、その中になぜかキカイダー(特撮ヒーロー)のポスターも混じっている。
私がそこに展示物を寄贈するのなら、今は動かないセガサターンの本体にしようか、小沢一郎のポスターにしようか迷うところだ。

「日本文化センター」の展示物の中でも最も味わい深いのが、日本の美徳が刻まれた石碑。
「名誉」「責任」「忠義」といった武士道に深く関わるものから、「犠牲」「仕方が無い」などという悲壮感の漂うものもある。
三人は「仕方が無い」をオチのように受け止めていたが、私は「仕方が無い」という考え方こそ、まさしく日本語でしか的確に表現できない日本人独特の美徳であると思う。

そう、侍の国日本には、例え己の意に添わぬことであっても心を鬼にして踏みとどまらなくてはならない時がある。誰かを守る為に。
それは決して諦めではない。覚悟なのだ。

「仕方が無い」の例
・内閣を守る為に造反者達を切り崩す
・売国奴と罵られようとも終戦と早期講話に向けて活動する
・代表が言う限りは「消費税増税なし」を公約として調整
・逃げたレギュラー番組の替わりに人気ドラマの裏番組を担当

まさしく「モヤさま」的に、日本という重箱の隅を突いたような仕上がりの日本文化センター。ハワイの人たちにより一層、日本文化への誤解を深めてもらう為に、三人は税関を通すのも一苦労なとれ高サイコロを寄贈した。今回まだ一回も使わなかったのに…。

このサイコロの効果が出て、きっとこの日本文化センターにも日本人観光客が詰めかけるはずだ。その結果を見る為に、「我々は来年再びここに戻ってくる。」と約束した。
世界一有名なリゾート地であるハワイに、彼らはまた一つ新たな種を撒いたのであった。

この後、三人はカラカウア通りの店へお礼参りに向かった。大江アナ、チャイチーの店で試着したアロハに溺れる。
奇跡を呼ぶ女。

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