テレビ東京

2009年11月 9日 (月)

スムース・ジャズのような経済番組 -「日経ヴェリタス 大江麻理子のモヤモヤとーく」より②-

前回の続き)

podcast 「日経ヴェリタス 大江麻理子のモヤモヤとーく」 日本経済新聞社

「大江麻理子」で「モヤモヤ」とくれば、どうしても世界一不まじめなあの番組を思い出すわけだが、これは新聞の中でも最もお堅い日本経済新聞社が自信を持って配信するpodcast番組である。

Webサイト上にある解説より
「テレビ東京 大江麻理子アナウンサーが、なんだかよく分からないでモヤモヤする・・・というあれこれを、日経ヴェリタス編集部にぶつけて、スッキリ解決するポッドキャスト番組です。」

この説明書きからして、経済入門のような至ってまともな番組であるはず。事実まともな番組であるのだが、番組の主導権はヴェリタスの記者ではなく大江アナが握っており、冒頭に彼女が「私のモヤモヤした話」を披露するなど適度にゆるい。言い換えればとても自由な雰囲気でリラックスして聞ける。経済のことは解らないし興味も無いが「モヤさま」ファンだ、という人も、試しに聞いてみる価値はあると思う。

改めて言うのも何だが、大江アナの声はやはりとても綺麗だと思う。それはアナウンサーなので当然といえば当然だが、交代で登場するヴェリタスの男性記者達もまた、三人ともなかなか良い声をしている。ラジオ番組だけに声質も考慮された人選なのだろう。
(どうでもいいが、私も声には自信がある。声だけは。電話ではたいてい好印象だ。)

日経ヴェリタスが配信している番組なので、番組としてはヴェリタスの部数を伸ばすのを目的としている部分も当然あるのだが、もちろんこの番組だけでも充分な知識を得ることができる。予備知識がほとんど無くても、わかり易い解説があり、「この続きはヴェリタスで」とはいかずちゃんと結論まで導いてくれる。

しかし聞いているうちに、ではなぜそうなるのか、そこに至ったのはなぜなのか、その裏で何が動いているのか、という知的欲求が生まれてくる。理解して自分の口から語れるようになりたいと思えてくる。では、そこを理解したい貴方は日経ヴェリタスをご覧ください、という風に導かれていく。なかなか巧妙である。現に私は買ってしまったし、ヴェリタス。
(日経ヴェリタスを置いているコンビニは少ないが、都市部の駅の売店では売っている。)

「上野動物園だけじゃなくて、下野動物園も行くんだ!
と駄々をこねたという荒川氏の子は、大物に育つと私は期待している。
そして、「下野動物園」で検索したらこんなの(絵本)見つけたよ。(大江さんはじめ、「下野動物園」で検索した人たちは皆、同じものにたどり着いただろうけど…。)
意外と面白そうだ。生後1ヶ月半の甥(妹の子)にプレゼントしようと思う。
私は読書家として、子供の情操教育には「読み聞かせ」がとても大切であると信じており……というのは長くなるのでまたの機会に。

私は日本経済新聞を購読しているが、Webでは「MSN産経」の政治記事をよく読んでいる。
「結局、保守を貫くことが重要なのだ!」
という結論へ強引に持っていく傾向があるが、嫌いじゃない。賛否は別として。

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PODCASTのすすめ 帰宅・運動・学習を同時に -「日経ヴェリタス 大江麻理子のモヤモヤとーく」より①-

「日経ヴェリタス 大江麻理子のモヤモヤとーく」 日経ヴェリタス・編 日経ビジネス文庫

「買いに行ったが、都市部の大型書店にさえ置いていない!」
と思っている貴方。これはハードカバーではなく文庫です。
この本は、日本経済新聞社が配信しているpodcast番組「大江麻理子のモヤモヤとーく」を文章にして収録しただけでなく、そこで取り上げたことがらのその後の流れや、音声では届けられぬ具体的なデータのグラフなども加えられている。podcastの復習テキストとして活用できるものだ。

「モヤモヤとーく」、正直私も聞くのをサボっていたのだが、これは通常のラジオ番組ではなくpodcastなのだから、その利点を生かせば充分聞ける。ポータブルプレイヤーに録音して会社の行き帰りに聞くのだ。むしろそういった使い方を狙って作られたpodcastのはずだ。

もちろん、決して安くはないポータブルプレイヤーを買わず手軽に聞きたいのなら、パソコンで再生して聞くことも可能だ。
あまり詳しくない人は、podcastはiTunesやiPodなどapple社の製品でしか聞けないと思い込んでいるかも知れないがそんなことはない。他社のプレーヤーでも聞ける。
私は昔からのWalkmanユーザーなのでSONYのMedia Managerを使っている。そしてMedia Managerからpodcast対応のWalkmanに転送。これで良し。

ようやく涼しくなってきたこの頃。私は運動不足解消の為に、帰りのみ、地下鉄三駅分を歩くことに決めた。全力の早足で歩いても30分の距離。阪急の電車に乗る頃には汗だくになる。今週で三週目に突入。
「今年で30。腹のたるんだオッサンになりたくはない!」
という思いがあれば、意外と苦にならず続けられる。夕食に食べる量も増えたけど

そこで昨日、思いついたのだ。そうだ、ちょうど30分。この間に「モヤモヤとーく」1回分を聞くことができるではないか。帰宅・運動・そして経済の学習と一石三鳥。これぞ現代的なビジネスマンのライフスタイルだ。

そんな風にしてはじめた「モヤモヤウォーキング」。つい聞くほうに熱中してしまって歩くペースも遅くなり、電車に乗る時間も含めて3回分聞けてしまった。…片道60分が90分に。しかもつい、駅で「日経ヴェリタス」買っちまったし。
日本経済新聞社の策略にまんまと嵌ってしまった気がする。まあ、それはそれで悪くは無いか。

次回、肝心のpodcast番組の紹介

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2009年8月30日 (日)

「ニッポン戦略会議」だけを見て開票の行方を追う

民主党326議席予想、自民98議席予想!(テレビ東京発表)
これは凄い。(追記:最終結果は民主308議席、自民119議席。20ほどの誤差。)

他局と違い各放送地域の開票速報を出さず、決定した当確が順次下に出てくるだけで、スタジオではひたすら議論とインタビュー中心。

20時過ぎ。山崎拓元副総裁、中川昭一元財務大臣、武部勤元幹事長が早くも小選挙区落選。

21時頃に町村官房長官も敗北。平沼グループの城内実氏が「ポスター騒動」を乗り越え当選。

「ニュース新書」風に行われた飯島勲氏(小泉元首相の秘書)のインタビューはなかなか興味深かった。
自民党は劣勢の中、民主党の土俵に自ら乗ってしまった。それが敗因と分析。国防や経済政策など、自分達の得意とする政策を訴えてはいたが、劣勢を気にして野党的な批判で戦い、「+を-にしてしまった」とのこと。

大江さんも昨日は阿波踊り中継で、今日は選挙報道とは忙しいことだ。また疲れを出して寝込まぬよう祈りたい。
珍しく眼鏡をかけて出演。今日はちゃんとした位置でかけている。まさかあの眼鏡、「モヤさま」のロケ(上野)で買ってたやつだったりして。素通しっぽいし。

自民党は「健全な野党」になってもらいたいと意見相次ぐ。猪瀬直樹氏、
「菅義偉氏は総務大臣時代から今まで、自民党の古い体質を変えようと努力してきた。その次の総務大臣も頑張ったが、さらに次の大臣(鳩山邦夫)でおかしくなった。
党内改革を放り出して、郵政人事問題にばかり執着した。菅さん、あいつは何とかならなかったのか。
と指摘。
あと、猪瀬氏の、
「小泉元総理は、例えうたた寝をしている時に頬を引っ叩かれたとしても、目覚める時には『郵政民営化ッ!』と叫ぶくらいの執着があった。」
という例えに爆笑。(「これだけは絶対にやり遂げる」と強く掲げる政策が鳩山氏にも必要、というような例えで言ったものだったと思う。)

21時半頃に民主党幹部達がマスコミの前に現れた。鳩山代表、岡田幹事長は、圧勝の流れにもかかわらず厳しい表情。唯一喜びを顔にはっきり表したのが菅代表代行。

鳩山代表の記者会見は、鳩山代表の答えがあまりに慎重で、途中、記者達の質問が止まる。
それを見た田勢氏、
「鳩山さんは既に総理の顔になっていますね。あんな表情は今まで見たことがないですね。しかし記者会見のやり方は変えたほうが良いですね。質問が出ないというのはこれは駄目でしょう。
民主党は、鳩山さんにここでは下手に喋らせないようにしていますね。」
とコメント。相変わらず、静かな口調でチクリと刺す

22時、公明党の北側幹事長落選。自民党本部に現れた麻生総裁は少し笑みを浮かべていた。惨敗が既に決定している中、なぜ笑っているのか訊かれた田勢氏は一言、
「クセですよ。」
と言っただけでそれ以上語らず。さすが田勢氏。
田勢氏は記者時代、お洒落な麻生氏に、
「おい、お前。服や髪型はもうちょっと気をつけたほうがいいぞ。」
と言われたらしく、今思えば感謝しているとコラムで書いていた。

鳩山代表への単独インタビュー、
「小沢との二重権力になるのでは」
という質問に、
「それは小沢氏自身が払拭してきたはずだ。」
と切り出したが、インタビューの途中に時間切れになったのか、音声がフェードアウト。田勢氏、
「あまり自信がなさそうですね。」
とコメント。

22時20分。民主党単独過半数越え。
みんなの党は、渡辺喜美氏、江田憲司氏ら3名、平沼グループは手堅いと見られていた平沼赳夫氏、小泉龍司氏、城内実氏がこの時点で既に当選。

23時前、赤城元農水相、久間元防衛相敗北。既に総理・総裁辞任の意向を表明した麻生首相は、
「落選した人々とも共に、自民党再生に結束して向かっていく。首相就任当初に解散を行わず、景気対策、防衛対策を行ったことに悔いは無い。」
とのこと。
民主党政権が確実となった中、田勢氏、
「これから新政権で混乱も予想される。国民も我慢を強いられる覚悟を。」
とコメント。

これからの外交で、元外務官僚の田中均氏、
「これからの日本には能動的外交が必要。」
と指摘。全体に共通する意見として、日米の強固な関係を維持すると共に、日本とアジアの「味ぽん関係」(姜尚中氏命名)が重要、米とアジアどちらを重視かという切り離した議論は不要とのこと。

この討論中、鳩山邦夫氏、古賀誠氏、平沢勝栄氏ら大物の当選が発表された。

23時15分頃、岡田幹事長のインタビューのタイミングで、各地方局の中継へ移行。何でやねん。
仕方ないから他局を見ていた。選挙戦の間のハプニングとして、菅直人氏が演説を終え車で帰る途中、下から上へ閉まる車の窓に鼻を引っ掛けとても痛そうにしていた映像が流れた。申し訳ないがかなり笑ってしまった。

23時35分、与謝野財務相敗北。

外交は実績を積み上げていく方式ではなく、はじめから目標を定めて交渉を進めていくことが重要との意見。

23時45分、公明党の太田代表が落選!野田聖子氏も敗れる。

田勢康弘氏のまとめとして、
「国益の為に、総理大臣を使い捨てにせず、もっと大切に使うべき。」
と。民主党は伝統的に代表が使い捨てにされてきたので、不安ではあるが、党としては4年間鳩山氏が首相を続けられるように支えていくという話だったので、しっかりと支えてもらいたい。

私の地元の選挙区では、やはり民主党議員が勝利。驚いたことに、兵庫8区では遂に新党日本の田中康夫氏が公明党の冬柴鉄三元国交相を破り当選。公明党の大物が三名も倒れるとは恐るべし。公明党も創価学会の組織票だけでは勝てなかったということか。

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総選挙特番 「ニッポン戦略会議 -明日への提言-」

平成21年8月30日。今日この日、遂に、自称「政策準備政党」民主党が政権を奪取する瞬間が訪れるのかも知れない。

与党でもなければ野党にもなりきれぬ、どっちつかずの「ゆ党」などと呼ばれていた民主党が。

「加藤の乱」が起こった時、既に切り崩しが行われていたのに気付かず、内閣不信任案決議の前夜に「前祝い」を行ってしまった民主党が。

郵政解散の時、自民党内の内部分裂が泥沼化して、民主党は「漁夫の利」で政権奪取できるかと思えば、完全に蚊帳の外に置かれて埋没したあの民主党が。

参議院第一党の大所帯となり、今度こそ衆院選でも第一党となり政権奪取という今、党内はいくつかの派閥(グループ)に分かれ、有力議員達の「政治とカネ」の問題が次々と明るみに出るなど、既に悪い意味で「自民党化」していた民主党が。自民党に取って代わる日が来たんだね。

投票先は既に決めた。小選挙区は最も信ずるに足る人物に、比例区はマニフェストを総合的に見て最も期待できると思った党に一票を投じる。

開票時はもちろん、テレビ東京の総選挙特番「ニッポン戦略会議 -明日への提言-」を見る気でいる。予想通り司会は「WBS」の小谷真生子キャスターで、我等が田勢康弘先生、大江麻理子アナウンサーの両名も、それぞれ解説、リポーターで出演する。
もう一人の解説はジャーナリストの池上彰氏。この人の「そうだったのか!現代史」(集英社)等の著書はとても解りやすい上に内容も充実していて、ここ数年は大変お世話になっている。

このblogで政治評論家的に意見している管理人であるが、ほんの数日前、今さらのように池上彰氏の著書「政治のこと よくわからないまま社会人になってしまった人へ」(海竜社)を購入し読んでいた。…まさにタイトル通りの方、大変お勧めです。

ともかく、バラエティ化した他局の報道(偏見かも知れんけど)とは違い、真剣に新政権後の未来を考えるという趣旨で放送されるテレ東の総選挙特番。
タイトルにもある「ニッポン戦略会議」のメンバーに名を連ねるのは、猪瀬直樹(元東京都副都知事)、榊原英資(ミスター円)、北川正恭(マニフェストの仕掛け人)、姜尚中(政治学者)など、クセの強い専門家達が名を連ねている。

また、塩川正十郎(元財務大臣)、田中均(北朝鮮拉致問題に関わった元外交官)、そして竹中平蔵(元郵政民営化担当大臣)と、今回の選挙で与野党共に「格差社会の主犯」として批判に晒されている小泉政権下で働いていた人物が、三人も参加しているのはとても興味深い。

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2009年6月21日 (日)

龍神に左目を捧げた鉄門海上人 -「ミイラが暴く三大ミステリーツアー」より-

テレビ東京で5月に放送された、ミイラを特集する特別番組。相当にターゲットの絞られる番組だったと思うが、神秘学や密教が好きな私にとっては大変面白かった。日本各地の即身仏などなかなか拝めるものではない。注連寺の鉄門海上人が穏やかに座禅を組んだまま、指の肉も爪もしっかりと残っているのには思わずうなった。(ちなみに「上人」というのは高僧に対する敬称で、「鉄門海」が法名。)

【即身仏】
注連寺のwebサイトによると、
「修行して肉身のままで大日如来と一致する仏になること」だという。その方法は番組でも解説されていた通り、生きたまま地中に埋めた箱の中で座禅を組み、食を断ち絶命するのを待つ。そしてミイラ化する。

このblogでも以前紹介した鉄門海上人の壮絶なエピソードも、番組の中では簡単に触れられていた。上人の衣は12年に一度取り替えられるので、住職も確かにその部分が無くなっているのを確認したという。

しかし(前回は面白味が無いと思って触れなかったが)、「真言密教の本」(学研)によると、その性器を切り取ったという伝説は、近年になってどうも疑わしいという研究結果が出ているという。

(引用)
「日本ミイラ研究グループの学術調査の結果、(中略)その陰嚢は生前、鋭利な刃物で切り取ったものではなかった。乾燥状態にあったところに、何らかの衝撃を受けて取れたものらしいということもわかったのである。」(P.127)

恐ろしい話であるが、鉄門海上人の即身仏はとても珍しいということで、どこぞの香具師の類が勝手に持ち出し、各地を回って見世物にしていたようなのだ。何と言う罰当たりな。
それでも管理人はあえて「自身で切り取った」説を取りたい。

さて、鉄門海上人が自ら失った肉体は、実は男性器だけではない。左目も失っている。
鉄門戒上人が全国を行脚し布教活動を行っていた頃、江戸で恐ろしい眼病が流行していた。民を病から救いたいと考えた鉄門海上人は、大川(隅田川)に住む龍神に眼病の流行が止まるように祈願。その供物として、自らの左目をえぐって大川に投げ込んだ。この祈りが通じ、ほどなく眼病の流行は収まったといわれている。このことから、鉄門海上人は「恵眼院鉄門海上人」とも呼ばれているという。

民を救う為に、迷わず左目を差し出すほどの鉄門海上人だけに、即身仏となるその時も、恐れも苦しみも感じず、穏やかに仏と一体になれたのではないか。とてつもない精神力である。

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2008年9月 8日 (月)

柔道・谷本選手の地元にて

テレビ東京の「アナウンサールーム」に、大江麻理子アナが北京五輪の柔道金メダリスト、谷本選手の地元へ取材に行った時のことが書かれている。

谷本選手のお祖父さんが、2回戦の試合の様子で優勝を直感したことや、故障から立ち直るまでの家族の支え、優勝が決定したその瞬間の地元での光景など、映像では伝えきれなかった「地元の愛情」が臨場感のある文章で表現されており、ブログでありながら、秀逸な報道記事であると思う。

特に、決勝で谷本選手がデコス選手を投げた瞬間の、
「公民館ではクラッカーが鳴り響き、 300人を超す人々の歓声と、 汗と涙による湿気とクラッカーのにおいに包まれました。」
という一文は、あの時テレビで見た映像が、生身の人間が発するにおいや熱、むき出しの感動が加えられた形で改めて伝わり、思わず目が熱くなった。

その日の映像が、私の所有するHDレコーダーに残っていたので、この機会に改めて見返してみた。最初見たときには、私もドキドキしながら見ていたので、インタビューの内容などはあまり耳に入っていなかった。
しかし、落ち着いて見た今、大江さんにとって、ちょっと切ない瞬間を発見してしまった。

それは、まさに決勝直前の時だった。地元にて、谷本選手の後輩二人にインタビューを行った大江さんは、映像をスタジオに戻す前に、地元の心を一つにする為、自ら音頭を取った。
「さあみんな、もう一回、頑張って応援しましょう!おー!」
高らかと拳を突き上げる大江アナ。しかし、場内に鳴り響く「谷本」コールにかき消され、誰一人応えてくれず。

すぐに察した大江アナは、「おー!」の掛け声も言い終わらぬうちにカメラの方を振り向き、照れ笑いと苦笑いの混じったような表情で、
「以上で~す…。」
とスタジオに戻す。映像が切り替わるまでの間も、一人、笑いが止まらずにいる。

スタジオに映像が戻った瞬間、
「ほっほっほ。」
と、仏様のような笑いで迎える重鎮、草野仁。特にコメントは無し。
そんなテレ東独特の空気が好き。

表彰後の谷本選手と、お祖父さんお祖母さんとの中継も、照れてしまって言葉にならない感じだったが、実に暖かい光景だった。

「アド街」公式サイトの「出没!日記」にも五輪の時のことが書いてあったのだが、サッカー中継直後に熱中症にかかり、その夜のスポーツニュースまでには持ち直し出演したものの、体温計を病院からずっとワキに挟みっぱなしで、収録後に着替えるまで気付かなかったという。

普通ならあり得ないほどの珍事だが、ブログのコメント欄には声を揃えて、
「大江さんならあり得る。」「仕事に集中してたのでしょうね。」「大江さんのワキには何かがある。」と言われてしまう。
やはり大江麻理子は凄いアナウンサーだと思う。

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2008年9月 2日 (火)

テレビ東京は横並びを潔しとせず

福田総理、辞意を表明。

各局が臨時のニュース中継に切り替える中、テレビ東京もさすがに中継を放送したかと思いきや、10分ほど会見を放送しただけで、しれっと通常放送に切り替えた。それでこそ我らがテレビ東京。世間の一大事に関心の無い視聴者に優しい。

何せテレ東は、かの浅間山荘に鉄球が炸裂し、「突入!」の号令が響き渡ったあの日に、淡々と「工業高校講座」を放送していたというのだから。その時の特集が偶然にも、「軸を使った重力」の特集だったというから笑える。(参考資料:TV.Bros 4/12号 特集「I LOVE テレビ東京」)

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